沙翁(読み)サオウ

デジタル大辞泉 「沙翁」の意味・読み・例文・類語

さ‐おう〔‐ヲウ〕【沙翁】

《「沙」は「沙比阿」などの略》シェークスピアのこと。しゃおう。

しゃ‐おう〔‐ヲウ〕【沙翁】

さおう(沙翁)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「沙翁」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐おう‥ヲウ【沙翁】

  1. 「シェークスピア」をいう。さおう。
    1. [初出の実例]「唯だ新奇を喜ぶ普通読者は本より沙翁(シャヲウ)ギョーテの骨髄を窺ひし高等読者すらも」(出典:嚼氷冷語(1899)〈内田魯庵〉)

さ‐おう‥ヲウ【沙翁】

  1. ( 「沙」はシェークスピアに当てた「沙士比阿」などの略 ) 「シェークスピア」をいう。しゃおう。
    1. [初出の実例]「読者は沙翁の悲劇マクベスを知って居るだらう」(出典:趣味の遺伝(1906)〈夏目漱石〉二)

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