没溺(読み)ボツデキ

デジタル大辞泉 「没溺」の意味・読み・例文・類語

ぼつ‐でき【没溺】

水中に落ちておぼれること。
物事におぼれ、熱中すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「没溺」の意味・読み・例文・類語

ぼつ‐でき【没溺】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぼっでき」とも )
  2. 水に落ちておぼれること。水にしずむこと。溺没。〔日葡辞書(1603‐04)〕 〔説苑雑言
  3. 度をすごして熱中すること。ふけること。耽溺(たんでき)
    1. [初出の実例]「其職に居ては没溺の憂がなうてはかなうまいぞ」(出典:史記抄(1477)一六)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐礼楽志三〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例