河内赤かぶ(読み)こうちあかかぶ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「河内赤かぶ」の解説

河内赤かぶ[根菜・土物類]
こうちあかかぶ

北陸甲信越地方、福井県地域ブランド
主に福井市河内地域で生産されている。平家落人から伝わったという。土地特有の品種で、円形に艶やかな赤色をしており、ほろ苦さのなかにも甘みと辛みのある独特の風味をもつ。酢漬けにすると、色の鮮やかさが増す。硬い肉質であり、煮物などに向く。10月下旬から降雪前まで収穫される。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「河内赤かぶ」の解説

河内(こうち)赤かぶ

福井県福井市で生産されるカブ。実は鮮やかな紅色で、肉質はかため。山間部の美山地区で古くから栽培されており、平家の落人が伝えたとの伝承もある。主に漬物に加工される。

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