精選版 日本国語大辞典 「河岸」の意味・読み・例文・類語
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川岸とも。河川の岸で人や荷物の揚げ下ろしをする場所。中世の津から発展したものもあるが,近世初頭の慶長年間に領主の年貢米輸送を目的として創設されたものが多い。その後,年貢米輸送だけでなく一般商荷物も扱うようになった。1689年(元禄2)の幕府取調べの結果,関東8カ国および伊豆・駿河の計10カ国で124カ所,関東諸水系には88カ所あった。利根川筋のおもな河岸で大きなものに倉賀野・境・木下(きおろし),淀川筋に伏見・淀などがあった。明治期になると鉄道やトラック輸送の普及により河川水運は衰退し,それにともなってほとんど消滅した。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…明治期以前の日本では河川が重要な輸送路になり,奥地からは米や薪炭などが平底の小さい川船で下航し,海岸からは塩や塩乾魚などが上航していた。各河川沿岸には多数の船着場が散在し河岸(かし)と呼ばれていたが,流域が狭く河谷勾配の急な河川には大型の川船を通すものがなく,河港の荷役量はいずれもわずかであった。例外的に発展したのは近世の伏見港で,淀川航路によって大坂との間に貨物や旅客がさかんに往来し,明治期には小汽船がこの航路に導入された。…
…とくに内陸水運(河川・湖沼水運)の開発は盛んで,仙台藩による北上川改流や幕府による利根川水系改流は,その代表的なものである。水運路の開発と並んで,内陸水運の湊である河岸(かし)の創設も行われた。利根川中流の八町河岸や権現堂河岸は幕府代官の手によって年貢米輸送のために取り立てられた。…
…砂浜を指すことばとしては,ウタ,ナゴ,ヨリアゲ,ユリアゲ,それに関東から東北にかけてスカなどが,古来より使われている。なお,大阪では河岸(かし)のことを浜とよんだ。磯浦浦・浜【高桑 守史】。…
※「河岸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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[1864~1915]ドイツの精神医学者。クレペリンのもとで研究に従事。1906年、記憶障害に始まって認知機能が急速に低下し、発症から約10年で死亡に至った50代女性患者の症例を報告。クレペリンによっ...
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