沸湧(読み)ふつよう

精選版 日本国語大辞典 「沸湧」の意味・読み・例文・類語

ふつ‐よう【沸湧・沸涌】

  1. 〘 名詞 〙 わきおこること。さかんに起こること。
    1. [初出の実例]「淼淼弁泉、与蒼海以沸涌」(出典:三教指帰(797頃)上)
    2. 「攘夷鎖港の詭激なる国論沸湧中に奮突干渉し」(出典:佳人之奇遇(1885‐97)〈東海散士〉一〇)
    3. [その他の文献]〔曹植‐藉田説〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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