ほうれい‐ぜんしょ ハフレイ‥【法令全書】
〘名〙
日本の諸
法令を、
月別に集めて
編纂(へんさん)したもの。明治一八年(
一八八五)七月太政官文書局が始めた。現在は
国立印刷局が
刊行。〔印刷局官制(明治三一年)(1898)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「法令全書」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ほうれいぜんしょ【法令全書】
明治維新以後の国の各種法令を月別に編集・集録した法令集。1885年7月太政官文書局が最初の編集に着手し,のち官報局さらに印刷局がこれをひきついだ。はじめは,85年1月以降の官報に掲載された詔勅・布告・布達・達・告示などを類別・編集して,毎月1回刊行し,年間の目録およびイロハ事類別索引を作成して検索の便を図った。86年1月公文式の発布により従前の法令形式が改められ,新たに法律・勅令・閣令・省令の形式を用いることになったため,この類別に従って編集されることになった。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
法令全書
ほうれいぜんしょ
政府発刊の法令集。編集刊行は国立印刷局。当月内の官報に掲載された憲法改正,証書,条約,法律,命令,告示などが収録されることになっている (官報,法令全書,職員録等の発行に関する命令5) 。初刊は 1885年太政官文書局が出した『明治 18年1月号』である。その後,慶応3 (1867) 年 10月 15日の徳川慶喜の大政奉還を報じる布告から,1884年末までの分も編集され現在まで継承されている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報