精選版 日本国語大辞典 「注連縄」の意味・読み・例文・類語
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標縄、占縄、七五三縄などとも書き、占有、制止を示すときに張り巡らせる縄。自己の所有や専用を標示し、他人や悪霊の侵入を防ぐためのもの。普通、藁(わら)を左撚(よ)りに撚り、間に紙の四手(しで)を挟んで下げる。本来は信仰でも法律でもなく、広い意味の俗信的な生活の知恵に基づく行為の表出であって、縄張り、通せんぼを具体化したものであった。初夏のころ、防災除疫のために村境に道切り縄を張ったり、穢(けが)れた場所に張って人を近づけまいとする例などがある。しかし注連縄は、早くから信仰に結び付けて理解されてきた。日本の神は去来性をもち、祭りのたびに来臨するものであったから、神霊を迎えるために清浄な場所を区画し、そこに来臨してもらうために張り巡らせるものとし、のちには神が神社、神祠(しんし)に常在すると考えるようになって、神霊が来臨していることを標示するためのものになった。神社の拝殿や鳥居などに常時かけてあるのはそのためである。一般の家庭では、住宅の新築に先だつ地鎮祭のとき、四方に竹を立てて注連縄を張ることがある。屋内では神棚に張るほか、正月には部屋に年縄を巡らせたり、門口その他に輪じめ、ごぼうじめ、海老(えび)じめなど、意匠を凝らした注連飾りをつける。
[井之口章次]
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