あらい‐がみ あらひ‥【洗髪】
〘名〙
① 女性の洗った髪。また、洗った髪を結わないでそのまま解きさげたもの。《季・夏》
※俳諧・独吟一日千句(1675)第五「
説経をとき櫛もって洗ひ髪 ひがしへ向ては風を待らん」
② ①をそのまま紅羽二重、白いさらし木綿などで結んだ
遊女の
風俗。
※
随筆・
独寝(1724頃)上「大夫のあらひがみにして、手にきせるを持て、
かぶろに
煙草盆(たばこぼん)持
(もた)せて」
③ 葉つきの
小大根の三杯漬をいう江戸吉原の語。〔四季漬物塩嘉言(1836)〕
せん‐ぱつ【洗髪】
※
整容(1940)〈小幡恵津子〉
現代のお化粧「洗髪で一番大切なことは髪を損めないことです」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「洗髪」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界大百科事典内の洗髪の言及
【髪】より
…道に捨てた髪をカラスがつまんでいくと腹痛になるという所もある。また洗髪をしてはならぬ日も定められており,さらに雨とか夜に洗髪すると親の死にめに会えないともいう。近世の郭(くるわ)でも縁日とか毎月一定の日に遊女の髪洗日が設けられていた。…
※「洗髪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報