津名[町](読み)つな

百科事典マイペディア 「津名[町]」の意味・わかりやすい解説

津名[町]【つな】

兵庫県津名郡,淡路島中部の旧町。中心大阪湾に面する志筑(しづき)。オレンジ,ナツミカン,花卉(かき)を栽培京阪神へ出荷する。淡路牛の本場で,シラス,イカナゴ漁も盛ん。神戸淡路鳴門自動車道が通じる。2005年4月津名郡淡路町,北淡町,一宮町,東浦町と合併し市制淡路市となる。54.89km2。1万7024人(2003)。

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世界大百科事典 第2版 「津名[町]」の意味・わかりやすい解説

つな【津名[町]】

兵庫県淡路島の中東部,津名郡の町。人口1万7084(1995)。大阪湾に面し,津名丘陵東斜面を占める。背後の丘陵によって西風がさえぎられて温暖な気候であり,カーネーションなどの花卉やオレンジの栽培が盛んで,京阪神方面に出荷される。中心は明治時代に郡役所が置かれた志筑(しづき)で,志筑川河口に市街地が広がり,津名港がある。西宮市甲子園浜や関西国際空港などとの間に直通フェリーがある。【松原 宏】

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