洲本[市](読み)すもと

百科事典マイペディア 「洲本[市]」の意味・わかりやすい解説

洲本[市]【すもと】

兵庫県淡路島南東部,大阪湾に面する市。1940年市制。中心市街は江戸初期以降蜂須賀藩の家老稲田氏の城下町漁港として発達,大阪,神戸,深日(ふけ)からの定期船,本州四国連絡道路が通じ,全島の中心をなす。綿紡績,機械,電器などの工業や水産加工が行われ,周辺ではミカンタマネギ特産東端由良は古い漁港,城下町。ハマチ,ノリなどの養殖が盛ん。肉牛の生産は県内2位。1994年ポートターミナルビルが完成,ウォーターフロントの整備が進む。洲本城跡の三熊公園,山頂に千光寺のある先山,由良地区の海岸,西岸の景勝地五色浜は瀬戸内海国立公園に属する。2006年2月津名郡五色町を編入。182.38km2。4万7254人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android