流亡(読み)リュウボウ

デジタル大辞泉 「流亡」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐ぼう〔リウバウ〕【流亡】

[名](スル)定住の地がなくさすらい歩くこと。流浪。「国を追われて流亡する」

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精選版 日本国語大辞典 「流亡」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐ぼうリウバウ【流亡】

  1. 〘 名詞 〙 定住することなく、さまよいさすらうこと。流浪。るぼう。
    1. [初出の実例]「あちへ牢入し、こちへ牢入して皆流亡するぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)一八)
    2. [その他の文献]〔詩経‐大雅・召旻〕

る‐ぼう‥バウ【流亡】

  1. 〘 名詞 〙 故郷を離れて所々にさまようこと。流浪。りゅうぼう。〔文明本節用集(室町中)〕

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普及版 字通 「流亡」の読み・字形・画数・意味

【流亡】りゆうぼう(りうばう)

流浪滅亡。危亡。また、散佚。〔史記、儒林伝〕秦の時、書を焚(や)く。伏生之れを壁す。其の後、兵大いにりてす。定まり、伏生其の書を求むるも、數十(うしな)ひ、獨り二十九を得たり。ち以て齊・魯のふ。

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