流水(読み)リュウスイ

デジタル大辞泉 「流水」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐すい〔リウ‐〕【流水】

流れる水。水の流れ。地学では河川を流れる水をいう。「行雲流水」「流水量」⇔死水
[類語]静水

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精選版 日本国語大辞典 「流水」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐すいリウ‥【流水】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 流れる水。水の流れ。地学では河川を流れる水。川。
    1. [初出の実例]「諸性流水、素心開静仁」(出典懐風藻(751)遊吉野〈藤原史〉)
    2. [その他の文献]〔詩経‐小雅・沔水〕
  3. くるま(車)」の異称
    1. [初出の実例]「流水返らず 列子が乗を送るべし〈紀長谷雄〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)

ながれ‐みず‥みづ【流水】

  1. 〘 名詞 〙 流れる水。りゅうすい。〔多識編(1631)〕
    1. [初出の実例]「なつはすずしき有様、すわまにいけをほらせ、やり水、たて水、なかれ水」(出典:浄瑠璃・田村(1650)四)

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普及版 字通 「流水」の読み・字形・画数・意味

【流水】りゆう(りう)すい

流れ。元・王〔己の画ける泉石間斎の図に題す〕詩 孰(たれ)か去來の影を持して じて眞實と同じと作(な)さん 去つては水に隨つてく 歸つては雲と相ひ從ふ

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