浦松佐美太郎(読み)ウラマツ サミタロウ

20世紀日本人名事典 「浦松佐美太郎」の解説

浦松 佐美太郎
ウラマツ サミタロウ

昭和期の評論家,登山



生年
明治34(1901)年10月1日

没年
昭和56(1981)年12月23日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京商科大学(現・一橋大学)卒

経歴
英国に留学。在欧中、昭和3年にアルプスでも難コースのウェッターホルンの西山稜を初登頂。戦争中、登山についての随筆集「たった一人の山」を出したが、のち絶版にされた。戦後は週刊朝日の書評欄を担当、評論家として脚光を浴び、日本における書評を文明批評にまで高めたといわれる。訳書ウィンパー「アルプス登攀記」、ノイス「エヴェレスト―その人間的記録」、ダレル「積みすぎた箱舟」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「浦松佐美太郎」の解説

浦松佐美太郎 うらまつ-さみたろう

1901-1981 昭和時代の登山家,評論家。
明治34年10月1日生まれ。ロンドン留学中アルプス登山に熱をいれ,昭和3年西山稜からのウェッターホルン初登頂に成功。16年「たった一人の山」を刊行。戦後は文芸・社会・登山論などを展開した。昭和56年12月23日死去。80歳。東京出身。東京商大(現一橋大)卒。訳書にウィンパー「アルプス登攀(とうはん)記」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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