浪華本染めゆかた(読み)なにわほんぞめゆかた

事典 日本の地域ブランド・名産品 「浪華本染めゆかた」の解説

浪華本染めゆかた[染織]
なにわほんぞめゆかた

近畿地方大阪府の地域ブランド。
堺市柏原市で製作されている。石津川大和川水質や自然条件が木綿の晒作業に向いていたため、泉州・河内地域は古くから木綿の一大産地であった。明治時代布地の上に型紙を置き、糊置きをおこない、その上から染料を注ぎかけて染める注染技法が大阪で開発され、浪華本染めゆかたが生まれた。大阪府伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android