浮つく(読み)ウワツク

デジタル大辞泉 「浮つく」の意味・読み・例文・類語

うわ‐つ・く〔うは‐〕【浮つく/上付く】

[動カ五(四)]うきうきして落ち着かなくなる。また、軽薄な感じがする。「気持ちが―・いて仕事に集中できない」「―・いた交際」
[類語]軽率軽はずみ軽軽しい軽軽軽挙軽挙妄動軽薄馬鹿愚か愚かしい馬鹿らしい馬鹿馬鹿しい阿呆らしい下らない愚劣無思慮ぶしりょ無考え浅はか浅薄せんぱくうろうろうろちょろどぎまぎおたおたまごまごどぎどぎそわそわもじもじぐじぐじぐずぐずいじいじ因循くよくようじうじちゃかちゃかそそくさあたふたうそうそふらふらよたよたもぞもぞちょこまかふわふわおどおどせかせかびくびくきょときょとこせこせぐらぐらせわしい倉皇せっかちあくせく気ぜわしい軽佻浮薄浮薄闇雲やみくも性急右往左往後先なしうわずるうろたえる

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精選版 日本国語大辞典 「浮つく」の意味・読み・例文・類語

うわ‐つ・くうは‥【浮つく・上つく】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 ( 「つく」は接尾語 ) うきうきして落ち着かなくなる。軽薄な感じがする。
    1. [初出の実例]「蝶鳥のうはつきたつや花の雪〈芭蕉〉」(出典:俳諧・やどりの松(1705))
    2. 「人からよく器量もよし気しつしとやかにしてうわつき給はず」(出典:洒落本・交代盤栄記(1754))

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