浮魚(読み)うきうお

精選版 日本国語大辞典 「浮魚」の意味・読み・例文・類語

うき‐うお ‥うを【浮魚】

〘名〙 海面近くを泳ぐ魚類マグロカツオサバイワシなど。うきざかな。表層魚。⇔底魚沈み魚
春城随筆(1926)〈市島春城〉雅俗相半録「鰹は浮き魚、鯛は沈み魚で、随って両者の釣方は全く異って居るから」

うき‐ざかな【浮魚】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「浮魚」の意味・読み・例文・類語

うき‐うお〔‐うを〕【浮(き)魚】

海の表層や中層上部にいる魚。イワシ・サバ・アジ・カツオ・イカナゴなど。⇔底魚そこうお

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「浮魚」の意味・わかりやすい解説

浮魚【うきうお】

水産用語で,底魚に対応する。ニシンマイワシカタクチイワシムロアジ,カツオ,マグロなどのように,海面近くを大群をなして回遊する魚。表層プランクトンを餌(えさ)とする小型魚,およびその魚を餌とするやや大型の魚で,狭い範囲の水域で膨大な量の漁獲があることが多い。年により変動はあるが,世界の海産魚類の漁獲量の約3分の2を占める。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

インボイス

送り状。船荷証券,海上保険証券などとともに重要な船積み書類の一つで,売買契約の条件を履行したことを売主が買主に証明した書類。取引貨物の明細書ならびに計算書で,手形金額,保険価額算定の基礎となり,輸入貨...

インボイスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android