ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海洋工学」の意味・わかりやすい解説
海洋工学
かいようこうがく
oceanographic engineering
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
海洋、とくに海洋開発に関連する工学の総称。最近はオーシャニクスoceanicsという用語も使われている。海洋工学の分野は大別して、(1)海洋資源開発の工学的技術、(2)海洋資源開発の機器関連技術、(3)海上、海中における一般的な科学、工学的技術、とされるが、もちろんこの間にはっきりした区別境界はない。具体的には、(1)に潮汐(ちょうせき)・波力発電、(2)に海底油田掘削装置、海上作業台、(3)に海底テレビ撮影装置などが該当するであろう。陸上と異なり、海上、海中、海底という特殊な環境下では、いままでの陸上対象の電気、機械、電子工学などと大きく違ったものが要求される。とくに海洋物理学、海洋気象学、海洋化学、海洋生物学などの海洋科学の情報知見に裏打ちされたものでなければならない。近年の深海からの石油採掘の諸要求は、海洋工学の進歩、発展に大きな契機となり、原動力ともなっている。
[半澤正男]
『『海洋工学ハンドブック』(1975・コロナ社)』
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新