海軍所(読み)かいぐんしょ

精選版 日本国語大辞典 「海軍所」の意味・読み・例文・類語

かいぐん‐しょ【海軍所】

  1. 江戸幕府の軍事教練所の一種。慶応二年(一八六六七月軍艦操練所を改組して設立され、西洋式蒸気船による航海術、軍艦操縦法などを教授した。
    1. [初出の実例]「一御軍艦操練所之儀、以来海軍所と相唱候様被仰出候」(出典:徳川禁令考‐前集・第三・巻二五・慶応二年(1866)七月二〇日)

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百科事典マイペディア 「海軍所」の意味・わかりやすい解説

海軍所【かいぐんしょ】

軍艦操練所

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世界大百科事典(旧版)内の海軍所の言及

【軍艦操練所】より

…60年(万延1)講武所の移転にともない拡張されたが,64年(元治1)2月焼失し,隣地に仮稽古所を置いた。66年(慶応2)7月,海軍所と改称され,67年には浜御殿を敷地に加えるとともに,築地ではイギリス海軍伝習が行われた。海軍操練所【三谷 博】。…

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