消し炭(読み)ケシズミ

デジタル大辞泉 「消し炭」の意味・読み・例文・類語

けし‐ずみ【消し炭】

まきや炭の火を途中で消して作った軟質の炭。火つきがよいので火種に用いる。 冬》「―に薄雪かかる垣根かな/召波
引き手茶屋若い衆。いつでもすぐ起きるところからの称という。
廊下を通る―をあらあらしく呼込んで」〈魯文西洋道中膝栗毛
[類語]木炭炭団練炭豆炭

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android