しょうか‐せん セウクヮ‥【消化腺】
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科学‐大正一五年(1926)一月号・海産生物の栄養物摂取に就いて〈浅野彦太郎〉「
食物の消化は主として消化腺から分泌される酵母酵素菌
(エンチーム)によって行はれる」
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デジタル大辞泉
「消化腺」の意味・読み・例文・類語
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消化腺
しょうかせん
広義には消化器官に付属する外分泌腺で、脊椎(せきつい)動物では唾液(だえき)腺、食道、胃、腸の各分泌腺、肝臓、膵臓(すいぞう)があるが、狭義の消化腺、すなわち消化液を出す腺は、このうち唾液腺、胃腺、および膵臓のみをさす。無脊椎動物では軟体動物と節足動物の中腸に開口する中腸腺が消化液を分泌する主要な消化腺である。
[八杉貞雄]
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しょうかせん【消化腺 digestive gland】
消化管に付随して消化液を分泌する腺をいう。脊椎動物では肝臓と膵臓に代表され,いずれも十二指腸に開口する。肝臓からは胆管を経て胆汁が分泌され,脂質の消化をたすける。一方,膵臓からの膵液はタンパク質,脂肪,炭水化物を消化する酵素を含む。また,胃壁,腸壁には胃腺,腸腺があり,胃酸や消化酵素を分泌する。さらに,爬虫類以上の脊椎動物では唾液(だえき)腺が発達し,口腔中に唾液を分泌している。哺乳類の唾液腺には顎下腺,舌下腺,耳下腺などがある。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
消化腺
唾液腺,膵臓の外分泌腺,肝臓の胆汁を分泌する腺などの総称.
出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報