消息文(読み)ショウソコブミ

デジタル大辞泉 「消息文」の意味・読み・例文・類語

しょうそこ‐ぶみ〔セウソコ‐〕【消息文】

しょうそくぶん(消息文)」に同じ。
「いと清げに、―にも、仮字かんなといふ物を書きまぜず」〈帚木

しょうそく‐ぶん〔セウソク‐〕【消息文】

手紙。手紙の文章

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「消息文」の意味・読み・例文・類語

しょうそく‐ぶんセウソク‥【消息文】

  1. 〘 名詞 〙 書状に用いる文体、また、その文体で書いた文章。手紙文。書翰文。消息状。しょうそこぶみ。
    1. [初出の実例]「倒読又直読一定せず、読難き消息文、下行文等是なり」(出典:日本教育史略(1877)文芸概略〈榊原芳野〉)

しょうそこ‐ぶみセウソコ‥【消息文】

  1. 〘 名詞 〙しょうそくぶん(消息文)
    1. [初出の実例]「いと清げに、せうそこぶみにも、かんなといふものを書きまぜず」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android