混じる(読み)マジル

デジタル大辞泉 「混じる」の意味・読み・例文・類語

まじ・る【混じる/交じる/雑じる】

[動ラ五(四)]
ある物の中に種類性質の異なる別のものがはいり込む。まざる。「黄の―・った緑色」「麦の―・った御飯」「髪に白いものが―・る」
グループに加わる。仲間にはいる。交際する。「子供たちに―・って遊ぶ」
分け入る。山野などにはいりこむ。
野山に―・りて竹を取りつつ」〈竹取
[補説]ふつう、「雑音が混じる」「色が混じる」のように、互いにとけあって元の物が判別できないさまには「混じる」、「白髪が交じる」「漢字仮名の交じった文」のように、元の物が判別できるさまには「交じる」を用いる。
[類語]交錯混合混ざる混交雑多まぜこぜちゃんぽん折衷

こん・じる【混じる】

[動ザ上一]「こんずる」(サ変)の上一段化。「貝に砂が―・じる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「混じる」の意味・読み・例文・類語

こん・じる【混】

  1. ( サ変動詞「混ずる」が上一段化したもの )
  2. [ 1 ] 〘 自動詞 ザ上一 〙こんずる(混)[ 一 ]
  3. [ 2 ] 〘 他動詞 ザ上一 〙こんずる(混)[ 二 ]〔改正増補和英語林集成(1886)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android