ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「清風与平」の意味・わかりやすい解説
清風与平
せいふうよへい
[没]文久1(1861).京都
江戸時代後期の京都の陶工。号は梅賓。文化 12 (1815) 年京都に出て仁阿弥道八に陶芸を学ぶ。文政 11 (28) 年頃から五条坂に窯を設け青磁,白磁,金襴手 (きんらんで) などを焼く。弘化4 (47) 年には岡山におもむき,虫明 (むしあけ) 焼の工人に技術を伝えた。2世以後も与平の名を継ぎ名工として今日に及んでいる。3世与平は 1893年陶芸界最初の帝室技芸員となった。
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