

(さい))に加えて緘封し、その呪能を守る意。これに水を加えるのは、その呪能を減損する行為とされたのであろう。祝詞を収めた器に上から水を加えるのは沓(とう)で、踏覆の意。また血盟の器に水を加え罵るのは盜(盗)で、盟誓に離
する者をいう。金文の〔者減鐘(しやげんしよう)〕の減の字に、下部に皿をそえる形のものがあり、減も沓・盜と同じような呪的行為をいう字と考えられる。
▶・減損▶・減汰▶・減退▶・減黜▶・減撤▶・減等▶・減薄▶・減半▶・減筆▶・減平▶・減法▶・減俸▶・減免▶・減約▶・減廩▶・減禄▶
減・耗減・削減・漸減・縮減・省減・衰減・節減・増減・低減・逓減・頓減・半減・累減出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...