渡世(読み)トセイ

デジタル大辞泉 「渡世」の意味・読み・例文・類語

と‐せい【渡世】

[名](スル)
この世で生きていくこと。生活すること。世渡り。「渡世義理
「盗賊ひとごろしの心配もなくして―するを」〈福沢学問のすゝめ
生活していくための職業。なりわい。生業稼業かぎょう。「物書きを渡世とする」
[類語](1生活暮らし世渡り処世世過ぎ身過ぎ行路起居寝食しんしょく寝起き衣食住生きる食べる暮らすやっていく食う口をのりする/(2職業仕事生業せいぎょうぎょうなりわい商売家業稼業現職定職ビジネス

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「渡世」の意味・読み・例文・類語

と‐せい【渡世】

  1. 〘 名詞 〙 世渡りをすること。暮らし。なりわい。生業。稼業。
    1. [初出の実例]「偏為渡世之方法、所詐偽也云々」(出典玉葉和歌集‐元暦二年(1185)八月四日)
    2. 「あまざけを売ても渡世(トセイ)出来さうなもんだ」(出典:滑稽本浮世床(1813‐23)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「渡世」の読み・字形・画数・意味

【渡世】とせい

世を救う。

字通「渡」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

デジタル大辞泉プラス 「渡世」の解説

渡世

荒川洋治詩集。全15編からなる。1997年刊行。第28回高見順賞受賞。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android