湖沼図(読み)こしょうず

日本大百科全書(ニッポニカ) 「湖沼図」の意味・わかりやすい解説

湖沼図
こしょうず

全国の主要な湖沼とその沿岸を縮尺1万分の1で表示した地図。面積1平方キロメートル以上の湖沼を対象に国土地理院が作成。5メートルまたは1メートルごとの等深線で湖底地形を示し、同時に礫(れき)・砂・泥などの底質、ならびに水中植物および漁業施設などを示す。1955年(昭和30)に調査が開始され、2003年(平成15)時点で122面ある(判型各種あり)。湖沼の利用、環境保護、観光などの調査・計画に利用されている。

[五條英司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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