湿婆(読み)シバ

精選版 日本国語大辞典 「湿婆」の意味・読み・例文・類語

シバ【湿婆】

(Śiva) ヒンドゥー教の三大神の一つ破壊や死と生殖創造を同時につかさどるとされ、リンガ男根)や男女両性のかたちで表わされる。特にシバ派主神で、仏教にとり入れられて大自在天となった。
古寺巡礼(1919)〈和辻哲郎〉一五「この舞曲シヴァとドゥルガとが宴飲して酔歓をつくす様を現はすのださうであるが」

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デジタル大辞泉 「湿婆」の意味・読み・例文・類語

シバ(〈梵〉Śiva)

ヒンズー教で、ブラフマービシュヌ神とともに三神の一。破壊と創造をつかさどる神で、生殖器崇拝とも関係が深い。
[補説]「湿婆」とも書く。→大自在天

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