満座(読み)マンザ

デジタル大辞泉 「満座」の意味・読み・例文・類語

まん‐ざ【満座】

人がその座いっぱいになっていること。また、その座にいる人すべて。「満座注目を集める」
数日間にわたる法会説法などの終わる最後の日。満願
連歌・連句で、百韻などの一巻ひとまきができ上がり、会席が終わること。
[類語]満場全会一座だれも・誰しも誰も彼も全員総員一同一統満場みんな皆皆皆さん皆様皆皆様皆が皆総出総掛かり猫も杓子も

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精選版 日本国語大辞典 「満座」の意味・読み・例文・類語

まん‐ざ【満座】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) その座にいっぱいになっていること。また、その座にいる者すべて。
    1. [初出の実例]「法水月暗、満座之人何可涙乎」(出典明衡往来(11C中か)上末)
    2. [その他の文献]〔白居易‐琵琶行〕
  3. 法会、説法などの最終日。満願の日。
    1. [初出の実例]「左衛門殿の施行は今日満座にて候ふ間」(出典:謡曲・弱法師‐間狂言(近世中か))

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普及版 字通 「満座」の読み・字形・画数・意味

【満座】まんざ

満坐

字通「満」の項目を見る

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