満珠(読み)マンジュ

デジタル大辞泉 「満珠」の意味・読み・例文・類語

まん‐じゅ【満珠】

潮満しおみたま」に同じ。→干珠
竜宮城に宝とする干珠かんじゅ、―を借り召さる」〈太平記・三九〉

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精選版 日本国語大辞典 「満珠」の意味・読み・例文・類語

まん‐じゅ【満珠】

  1. 〘 名詞 〙 海に投げ入れると潮が満ちる呪力があるという玉。しおみつたま。⇔干珠
    1. [初出の実例]「軈て是を御使にて、龍宮城に宝とする干珠・満珠(マンジュ)を借り召さる」(出典:太平記(14C後)三九)

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