灘の塩焼き(読み)ナダノシオヤキ

デジタル大辞泉 「灘の塩焼き」の意味・読み・例文・類語

なだ‐の‐しおやき〔‐しほやき〕【×灘の塩焼き】

摂津国のあたりで塩をつくる人。
「蘆の屋の―いとまなみ黄楊つげ小櫛もささず来にけり」〈伊勢・八七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「灘の塩焼き」の意味・読み・例文・類語

なだ【灘】 の 塩焼(しおやき)

  1. 灘のあたりに住む、塩を焼く人。
    1. [初出の実例]「蘆屋のなだの塩焼いとまなみ黄楊の小櫛もささず来にけりとよみけるぞ」(出典:伊勢物語(10C前)八七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android