火元(読み)ヒモト

デジタル大辞泉 「火元」の意味・読み・例文・類語

ひ‐もと【火元】

火を使う所。火のもと
火事を出した家。出火した場所
事件・騒ぎなどを引き起こすもととなった人。「うわさ火元
[類語]火事火災火難出火失火炎上大火小火ぼや小火しょうか自火近火急火怪火不審祝融しゅくゆう回禄かいろく大火災大火事山火事火の海焼失焼亡焼尽丸焼け半焼け全焼半焼火の元類焼貰い火延焼飛び火引火猛火火の手下火鎮火消火火消し消防火事場焼け跡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「火元」の意味・読み・例文・類語

ひ‐もと【火元】

〘名〙
① 出火した所。火災を起こした家。
※学習院本方丈記(1212)「一夜の中に塵灰と成にき、ひもとは樋口富小路とかや」
② (比喩的に用いて) 事件や騒動などを引き起こすもとになった者。
※門三味線(1895)〈斎藤緑雨〉二二「又しても喧嘩か、多吉どんお聴かせと問はるるにわれが火元(ヒモト)
③ 火をつかう所。ひのもと。
※軍隊内務令(1943)三九「火元及燈火管制の取締の責に任ず」

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