火口壁(読み)カコウヘキ

デジタル大辞泉 「火口壁」の意味・読み・例文・類語

かこう‐へき〔クワコウ‐〕【火口壁】

火口を囲む急峻きゅうしゅんな壁。

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精選版 日本国語大辞典 「火口壁」の意味・読み・例文・類語

かこう‐へきクヮコウ‥【火口壁】

  1. 〘 名詞 〙 火口を取り囲んでいる壁。火口底から上方に開いた形が多く、内側急傾斜をなす。
    1. [初出の実例]「女阿寒嶽〈略〉頂に火口壁、熱湯池あり、四時硫煙を噴く」(出典:日本風景論(1894)〈志賀重昂〉四)

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世界大百科事典(旧版)内の火口壁の言及

【外輪山】より

…後の爆裂や谷の発達による破壊や中央丘噴出物の被覆によって環状に連なっていない場合も多い。外輪山の内側は火口壁またはカルデラ壁と呼ばれる急崖で,外側は緩斜面であることが多い。複式火山【鈴木 隆介】。…

※「火口壁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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