精選版 日本国語大辞典 「火山帯」の意味・読み・例文・類語
かざん‐たい クヮザン‥【火山帯】
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多数の火山があるかたまりとして分布している地帯。火山帯は、新生代第四紀(過去約258万年間)のものをさすのが普通である。外国では、環太平洋火山帯、地中海火山帯、東アフリカ火山帯などがある。これらの火山帯は海溝や大陸の大地溝帯とほぼ平行に配列する。日本列島は環太平洋火山帯の一部にあたる。日本では、地理的分布と火山岩の組成の類似性から、千島(ちしま)、那須(なす)、鳥海(ちょうかい)、富士、乗鞍(のりくら)(御嶽(おんたけ))、白山(はくさん)(大山(だいせん))、霧島(琉球(りゅうきゅう))の7火山帯に分類されていた。瀬戸内火山帯とされたものは1300万年前前後の火山帯である。最近では、プレートテクトニクスの視点から、近畿地方を境にして東日本火山帯と西日本火山帯の二つに大きくまとめられている。両火山帯の分布は深発地震面の100キロメートル以深の場所と一致し、海溝側ほど火山の分布密度が高い。海溝側の分布の限界を、天気図になぞらえて火山フロント(前線)とよぶ。
[諏訪 彰・中田節也]
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