精選版 日本国語大辞典 「灰重石」の意味・読み・例文・類語
かい‐じゅうせき クヮイヂュウセキ【灰重石】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
タングステン(W)の重要な鉱石鉱物の一つ。気成ないし高温熱水鉱床、接触交代鉱床(スカルン型鉱床)、ペグマタイト中に産する。気成ないし高温鉱床中のものは、石英脈中に存在し、鉄マンガン重石、輝水鉛鉱、錫(すず)石、硫砒(りゅうひ)鉄鉱、自然蒼鉛(そうえん)などとともに産し、接触交代鉱床中においては、灰鉄輝石、灰礬(かいばん)ざくろ石などと、あるいは磁硫鉄鉱、黄銅鉱などとともに産する。モリブデン置換体の灰水鉛(かいすいえん)石とは化学組成上連続するが、中間物の空間群が異なることが明らかにされたため、従来変種名とされてきたセイリジ鉱seyrigiteが独立種となる可能性がある。自形は正方複錐(ふくすい)状。灰重石後の鉄重石仮晶をライン鉱reinite(化学式FeWO4)という。山梨県牧丘(まきおか)町(現、山梨市牧丘町)乙女鉱山の産出例は有名である。大きい比重、紫外線による発光などの性質から同定される。英名は、1781年に三酸化タングステンを本鉱中に確認したスウェーデンの化学者カール・ウィルヘルム・シェーレKarl Wilhelm Scheele(1742―1786)にちなむ(元素タングステンの発見は1783年)。
[加藤 昭 2016年2月17日]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
送り状。船荷証券,海上保険証券などとともに重要な船積み書類の一つで,売買契約の条件を履行したことを売主が買主に証明した書類。取引貨物の明細書ならびに計算書で,手形金額,保険価額算定の基礎となり,輸入貨...
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新