液体の麻酔薬を眼球表面に点眼して行う表面麻酔の一つ。オキシブプロカイン塩酸塩やリドカイン塩酸塩などの点眼麻酔液が用いられる。液体を滴下するので眼球を傷つけることがなく、また点眼時はしみる感じをおぼえることはあるが痛みは伴わない。麻酔効果は点眼後数十秒して現れるが、表面麻酔のため持続時間はおよそ15~20分間ほどと短い。角膜の手術や処置を行う際などに治療器具が眼に直接触れる場合や、眼瞼(がんけん)ほかに炎症などがあって開瞼すると痛みを伴う場合の診療などに用いられる。ただし、眼瞼に切創を加える必要がある場合には、皮下注射による麻酔が選択されることが多い。白内障や緑内障の手術などを点眼麻酔のみで行うこともあるが、麻酔の持続時間が短いため術前に点眼を複数回行うなど、術中も含めて個体差に応じて効果が持続するよう配慮する必要がある。痛みを感じる神経の一部のみを遮断する局所麻酔であるため、手術中に医師や看護師など周囲の医療スタッフの声を聞きとることができ、場合によっては会話することも可能である。
[編集部 2016年5月19日]
協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...
5/20 小学館の図鑑NEO[新版]昆虫を追加
5/14 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新