無所属(読み)むしょぞく

精選版 日本国語大辞典 「無所属」の意味・読み・例文・類語

む‐しょぞく【無所属】

〘名〙
① 属するところのないこと。いずれにも属さないこと。また、その人やそのもの。
② 特に、政治家でどの政党にも属さないこと。
一年有半(1901)〈中江兆民〉附録「自由党員に乎〈略〉無所属人に乎」

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デジタル大辞泉 「無所属」の意味・読み・例文・類語

む‐しょぞく【無所属】

特定団体党派に所属していないこと。また、その人。「無所属候補者
[類語]所属直属配属専属帰属従属隷属隷従属する配置役を振る付属付随付帯付き従う

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世界大百科事典 第2版 「無所属」の意味・わかりやすい解説

むしょぞく【無所属】

選挙における立候補の一形態で,政党の公認候補とならないこと。日本国政選挙ではほとんどの候補者が政党の公認候補であり,無所属候補は若干名にすぎない。その内訳は,(1)まったく政党とつながりをもたない候補,(2)党員ではあるが,公認獲得競争でライバルに敗れた結果,無所属になった候補,(3)複数の政党の支持推薦を受けているため,中立的な立場として無所属を名のる候補,(4)政党とは異なる政治団体を支持母体としているため,無所属になった候補,である。

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