無本覚心(読み)むほん かくしん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「無本覚心」の解説

無本覚心 むほん-かくしん

1207-1298 鎌倉時代の僧。
承元(じょうげん)元年生まれ。臨済宗(りんざいしゅう)法灯(ほっとう)派の祖。東大寺で受戒し,高野山で退耕行勇(たいこう-ぎょうゆう)に師事。建長元年(1249)宋(そう)(中国)にわたり,無門慧開(えかい)の法をついで6年帰国。紀伊(きい)由良(和歌山県)西方寺(興国寺)の開山(かいさん)。亀山・後宇多両天皇の帰依(きえ)をうけた。普化(ふけ)宗の将来者ともいわれる。永仁(えいにん)6年10月13日死去。92歳。信濃(しなの)(長野県)出身。房号は心地房。諡号(しごう)は法灯円明国師。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「無本覚心」の意味・わかりやすい解説

無本覚心
むほんかくしん

心地覚心

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android