然あらぬ(読み)さあらぬ

精選版 日本国語大辞典 「然あらぬ」の意味・読み・例文・類語

さ【然】 あらぬ

  1. 連体修飾語に用いる慣用の形で、「顔」「態」「様子」など抽象的な名詞に続く。なにげない。そしらぬ。何でもない。
    1. [初出の実例]「太夫此よしきくよりも、さあらぬていにもてなして」(出典:御伽草子・はもち中将(近古小説新纂所収)(室町末))
    2. 「扨は夫にも打明しと思ふ怒をさあらぬ顔」(出典:浄瑠璃・仮名手本忠臣蔵(1748)三)

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