焼きばめ(読み)やきばめ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「焼きばめ」の意味・わかりやすい解説

焼きばめ
やきばめ / 焼嵌

嵌合(はめあい)の一種。軸と軸受穴の相対的大小関係において「しめしろ」を生ずる組合せにして軸受を加熱し膨張させ、それに軸をはめ、冷却後固着状態にすること。軸受穴は加熱により拡張するが、その際はめられた軸により冷却時の自由収縮が妨げられ、軸受は引張り、軸は圧縮のひずみを受け、それに応じた応力内部に発生し、固着状態となる。

[志村宗昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android