焼ならし(読み)ヤキナラシ

化学辞典 第2版 「焼ならし」の解説

焼ならし
ヤキナラシ
normalizing

焼準ともいう.鋳造組織や過熱組織を微細化し,あるいは冷間加工鍛造急冷などによる内部応力を除き,鋼材の性質を標準状態に整える操作.これには鋼を Ac3 または Acm 線以上の適当な温度に加熱したのち,静止空気中で放冷する.材料の大きさ,組成によって各部の冷却速度が異なるので,焼ならし後の組織状態は一定ではない.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「焼ならし」の意味・わかりやすい解説

焼ならし
やきならし

焼準」のページをご覧ください。

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