焼準(読み)ショウジュン(その他表記)normalizing

デジタル大辞泉 「焼準」の意味・読み・例文・類語

しょう‐じゅん〔セウ‐〕【焼準】

焼き準し

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「焼準」の意味・わかりやすい解説

焼準
しょうじゅん
normalizing

鋼材に行われる熱処理一種。焼ならしともいう。 A3 曲線または Acm 曲線 (→鉄鋼の変態 ) 以上の温度に十分な時間保持したのち,空気中またはわら灰の中で放冷する。完全な焼鈍は時間がかかるのでこの方法が実際上よく行われる。炭素鋼ではこの程度のやや速い冷却速度でも微細な標準組織パーライトへの共析が進行するので焼準という。

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