照葉(読み)テリハ

デジタル大辞泉 「照葉」の意味・読み・例文・類語

てり‐は【照(り)葉】

草木の葉が紅葉して、美しく照り輝くこと。また、その葉。照り紅葉。 秋》「―して名もなき草のあはれなる/風生
[類語]木の葉枝葉草葉葉っぱ押し葉葉身葉脈葉柄葉末托葉単葉複葉葉序双葉若葉若緑新緑万緑青葉紅葉こうよう紅葉もみじ黄葉落ち葉落葉枯れ葉朽ち葉病葉わくらば松葉

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精選版 日本国語大辞典 「照葉」の意味・読み・例文・類語

てり‐は【照葉】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「てりば」とも )
  2. 光沢のある美しい葉。多く、紅葉して美しく照りかがやく木の葉をいう。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「雀(から)の字や揃ふて渡る鳥の声〈馬莧〉 てり葉の岸のおもしろき月〈沾圃〉」(出典:俳諧続猿蓑(1698)上)
  3. てりはきょうげん(照葉狂言)[ 一 ]」の略。
    1. [初出の実例]「照葉(テリハ)とは天爾波俄(てにはにはか)の訛略だと云ふのである」(出典:渋江抽斎(1916)〈森鴎外〉六四)
  4. 植物「なつはぜ(夏黄櫨)」の異名

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