精選版 日本国語大辞典 「熱水」の意味・読み・例文・類語
ねっ‐すい【熱水】
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…従来は固結するマグマから放出される水を主とする流体がこの働きをすると考えられてきたが,近年は酸素や水素の同位体の研究から,地下浅所を移動する地表水や,堆積岩の固化に伴って放出される水,変成作用の際に鉱物間の脱水反応によって放出される水など,さまざまな起源の水やその混合物が鉱化流体となることが分かってきた。鉱化流体の組成は,鉱床を構成している鉱物中の流体包有物の研究や,現在海嶺付近で多量の金属硫化物を沈殿している熱水活動からの情報などの直接的手段,それに現在の地熱水,温泉水などからの類推,また鉱物の溶解度の研究などの間接的手段により求められている。二酸化炭素やハロゲンガスに富む特殊な場合を除くと,鉱化流体は水を主とし,ナトリウム,カリウム,カルシウムなどの陽イオン,塩素,炭酸,硫酸などの陰イオンを含んでいる。…
…熱水と総称される地殻内の高温水溶液により形成される鉱床。地殻内にはさまざまな起源をもつ高温水溶液が存在し(鉱化流体),熱水作用とよばれるさまざまな地質現象を起こす。…
…地殻内の高温水溶液(熱水)との反応により,既存の岩石中の鉱物共生や組織が変化する作用。地殻内にはさまざまな起源をもつ熱水(鉱化流体)があり,移動,滞留,循環などを起こしている。…
※「熱水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
[1864~1915]ドイツの精神医学者。クレペリンのもとで研究に従事。1906年、記憶障害に始まって認知機能が急速に低下し、発症から約10年で死亡に至った50代女性患者の症例を報告。クレペリンによっ...
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