父の終焉日記(読み)チチノシュウエンニッキ

デジタル大辞泉 「父の終焉日記」の意味・読み・例文・類語

ちちのしゅうえんにっき【父の終焉日記】

小林一茶日記。享和元年(1801)、一茶の帰郷中に急病で死んだ父親との最後の日々を綴る。父への思い、継母義弟との遺産がらみの対立などが生々しく描かれており、日本の私小説ルーツともされる。もと無題で、現題名は大正時代の一茶研究家、束松露香によるもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「父の終焉日記」の意味・読み・例文・類語

ちちのしゅうえんにっき【父の終焉日記】

  1. 日記。一冊。小林一茶著。享和元年(一八〇一)一茶柏原帰省中、たまたま父が発病し世を去った際の約一か月にわたる看病手記。父への真情、継母、義弟との対立がなまなましく書かれている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android