精選版 日本国語大辞典 「牝」の意味・読み・例文・類語 ひん【牝】 〘 名詞 〙 獣のめす。めす。め。⇔牡(ぼ)。〔温故知新書(1484)〕 〔広雅‐釈獣〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「牝」の読み・字形・画数・意味 牝6画 [字音] ヒン・ビン[字訓] めす[説文解字] [甲骨文] [字形] 形声声符は匕(ひ)。卜文の牝牡の字形は匕・土の形で示され、牛羊の旁(つくり)に加える。それぞれ牲器の部分の象形である。〔説文〕二上に「畜母なり」とあり、牡には「畜なり」という。もと獣畜についていう語。鳥には雌雄という例であるが、拡大して牝鶏(びんけい)のようにもいう。[訓義]1. めす、めん。2. 陽に対する陰、右・谷・地など。3. 凸に対して凹形のもの、鍵の筒の部分。[古辞書の訓]〔和名抄〕牝瓦 女加波良(めかはら) 〔名義抄〕牝 メケモノ・ツルブ 〔字鏡集〕牝 メケモノ・ハハウシ・ツルビ[熟語]牝期▶・牝鶏▶・牝戸▶・牝谷▶・牝城▶・牝朝▶・牝▶・牝土▶・牝馬▶・牝服▶・牝牡▶・牝鹿▶[下接語]玄牝・雌牝・字牝・晨牝・牡牝・牧牝・游牝・牝 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報