犬税(読み)いぬぜい

知恵蔵mini 「犬税」の解説

犬税

犬の飼い主に課せられる税。ドイツオーストリアスイス中国などで実施されている。日本でも、かつては約2700の自治体で実施されていたが、1982年を最後に途絶えている。しかし、近年は飼い主のモラル低下による犬のふん害が多くの自治体で問題となっており、2012年、大阪府泉佐野市が全国に先駆けて犬税導入の検討を開始した。同市は、市民への啓発や取り締まり強化を行っても、ふんの放置が改善されない場合、早ければ14年にも条例を制定するとしている。

(2012-07-10)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

暖冬

冬期3カ月の平均気温が平年と比べて高い時が暖冬、低い時が寒冬。暖冬時には、日本付近は南海上の亜熱帯高気圧に覆われて、シベリア高気圧の張り出しが弱い。上層では偏西風が東西流型となり、寒気の南下が阻止され...

暖冬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android