精選版 日本国語大辞典 「犬筑波集」の意味・読み・例文・類語
いぬつくばしゅう いぬつくばシフ【犬筑波集】
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室町後期の俳諧(はいかい)集。宗鑑(そうかん)編。1530年前後(享禄・天文初年)に成る。書名は、宗鑑自筆本や古写本には「誹諧連歌抄(れんがしょう)」などとあり、江戸初期の刊本に至って『新撰(しんせん)犬筑波集』と題された。主として編者と同時代人の発句(ほっく)、付句(つけく)を収録した撰集で、室町時代の俳諧を知る文献として『守武(もりたけ)千句』と双璧(そうへき)をなす。編者は卑俗、滑稽(こっけい)という俳諧の本質にかなった傑作を精選したらしく、そこには、技法的にみれば縁語、掛詞(かけことば)、もじり、比喩(ひゆ)見立て、非論理反常識などの言語機知による笑いがあり、素材的にみれば卑俗語の自由な使用や、卑猥(ひわい)、不道徳による闊達(かったつ)な笑いが満ちて、日本語による滑稽表現のあらゆる可能性がすでに出尽くしている観さえある。
[今 栄蔵]
『鈴木棠三校注『犬つくば集』(角川文庫)』
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室町時代の俳諧句集。宗鑑(そうかん)撰。1530年(享禄3)前後の成立。書名は「新撰犬筑波集」の略称で,古写本には「誹諧連歌抄」などとみえる。「犬」は連歌の「新撰菟玖波集(しんせんつくばしゅう)」に対する俳諧としての卑称。俳諧撰集としては1499年(明応8)成立の「竹馬狂吟集」についで古く,写本・古活字本・整版本として広く流布。諸本によって句数や本文に異同が多い。大部分の句の作者は不明だが,他の史料により宗祇(そうぎ)・宗長・兼載・宗鑑らの作と知られる句もある。作風は和歌的優美さを付句(つけく)で卑俗に逆転したり,卑猥な描写をよみこんだ句が多い。「古典俳文学大系」所収。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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