猊下(読み)ゲイカ

デジタル大辞泉 「猊下」の意味・読み・例文・類語

げい‐か【×猊下】

《「猊」は「猊座げいざ」の略》
高僧のそば。
高僧・碩学せきがくに対する敬称
一つの宗派管長に対する敬称。
僧に送る書面脇付わきづけに用いる語。→猊座
[類語]和尚上人大師阿闍梨三蔵

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精選版 日本国語大辞典 「猊下」の意味・読み・例文・類語

げい‐か【猊下】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「げい」は「げいざ(猊座)」の略 )
  2. 猊座のもとに拝伏すること。
  3. 高僧、碩学尊称。今日では各宗派の管長の敬称に用いる。
    1. [初出の実例]「必謁猊下、可忱謝候。可御意候」(出典鹿苑日録‐天文一八年(1549)二月紙背)
  4. 手紙僧侶に送る場合、あて名のわきづけに用いることば。〔作文参考書(1942)〕

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普及版 字通 「猊下」の読み・字形・画数・意味

【猊下】げいか

高僧の敬称。

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