玉趾を挙ぐ(読み)ギョクシヲアグ

デジタル大辞泉 「玉趾を挙ぐ」の意味・読み・例文・類語

玉趾ぎょくし・ぐ

《「春秋左伝」僖公二六年から》貴人が足を運ぶ。また、貴人が来て下さる。
「将軍一たび―・げて」〈竜渓経国美談

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精選版 日本国語大辞典 「玉趾を挙ぐ」の意味・読み・例文・類語

ぎょくし【玉趾】 を 挙(あ)

  1. 貴人が身を起こされる。思い立たれる。また、貴人の足労をいう語。
    1. [初出の実例]「将軍一たび玉趾を挙て急に阿善の備なきに臨まれなば一朝にして事輙ち定らん」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐僖公二六年〕

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