理知(読み)リチ

デジタル大辞泉 「理知」の意味・読み・例文・類語

り‐ち【理知/理×智】

理性知恵。また、本能感情に支配されず、物事を論理的に考え判断する能力
(理智)仏語。真如の理と、それを悟る智慧
[類語]知性理性知恵インテリジェンス英知人知衆知全知奇知才知悟性故知

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精選版 日本国語大辞典 「理知」の意味・読み・例文・類語

り‐ち【理知・理智】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 理性と知恵。また、本能や感情に支配されることなく、深い知識に基づいて物事を論理的に思考したり、判断したりする能力。
    1. [初出の実例]「理智を放れた直覚的の思想と、詩的の辞句と入乱れて、間々意味の透徹せぬ点や」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春)
    2. 「想像力は理知(リチ)の活動とは全然別作用で」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一八)
  3. ( 理智 ) 仏語。真理または道理と、これを悟る智慧。また、煩悩を離れた無漏智をいう。
    1. [初出の実例]「理智非他、即是我身心也」(出典:性霊集‐八(1079)大夫左衛佐為亡室造大日楨像願文)

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普及版 字通 「理知」の読み・字形・画数・意味

【理知】りち

知性。

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